■KAN建築設計事務所 プロジェクト紹介

更新2020年12月30日

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     ●「コミュニケーションオフィス」                                                                            2020年12月提案

 

ある地方都市に計画された工務店のオフィスである.
事務室は大きなワンルームとし、随所に光庭を設けることによって、光や風を取り入れた自然を感じられる空間とした.
自席を設けないフリーアクセスを採用し、従業員は、ある時は集まり、ある時は一人で集中し、働くことができる.
このことで、働く人々のコミュニケーションを円滑にし、仕事の促進と効率化を図った.
「縁側」を設け、その日の天気や気分によっては、外でも仕事ができる場所とした.
また、建物を貫通する「土間」を設け、サービス空間へのスムーズな動線を確保した

柱を1間半(約2.7m)スパン、片流れ屋根とし、経済的な構造とした.



    ●「FOOD VENDERS」                                                                              2020年6月提案

              

           地方都市のフードベンダーである.
小京都の雰囲気を醸し出す一角にありながら、都市の近代化で街並みが失われていく中で、
少しでも保存に貢献できるように、縦格子を基調にしたファサードで、2つの店舗を一体にして表現した.

 

    ●「下町の家」                                                                                  2019年6月提案 
         
                            
住宅密集地である周辺環境の特性を踏まえ、近隣からの視線をカットしながら光や風を感じられる空間を確保するため、テラスを設け周囲にルーバーによる外皮を設置する.
限られた敷地の中で出来るだけまとまった広い面積を確保するため、平面形はシンプルに矩形とする.
1階はフリースペースを設け趣味が楽しめ、屋上階はルーフガーデンを設け風景が楽しめる.


●「和と技術」                                                                東京メトロ銀座駅(設計競技提案)2015年3月提案

                   

モジュールに法ったシステム化されたパネルを、用途に応じて自由に組み合わせる事によって、駅空間の統一感を演出した.
銀座という環境から、技術と併せて和を感じる事の出来る空間を目指した.
 


     ●「生活を楽しむ家」                                                            高蔵寺リノベーション(A)(設計競技提案)2015年3月提案

                   

     ●「生活を楽しむ家」                                                              高蔵寺リノベーション(B)(設計競技提案)2015年3月提案

                   

日本建築の優れた空間構成要素である、「土間」「縁側」「通り庭」、さらには「板の間」「畳の間」「引き戸」などを効果的に配する事で、個人が孤立しないコミュニケーションの図れる住居を創造しました.
住人はそれぞれお互いを尊重し意識しつつ時には大勢で、時には一人で空間を使いこなす事ができます.
住人はここで、これまで培ってきた経験を生かし、五感を働かせ、自ら考え、自ら工夫し、自ら手を動かします.
新しい事に挑戦し、心の豊かさを育み、それらの生活の中で人生を充実させていきます.
そんな生きる楽しさを生活の中から創造し学ぶ事が出来る新たな需要が創造されることを願います.


      ●「縁側の家」                                                                  第9回三井住空間(設計競技提案)2015年2月提案

  

様々な機能を備え持った日本建築の伝統的な特徴の一つである縁側という場所を見る事が少なくなってきてから久しい.
かつて縁側は情報交換や子供の教育、また自己啓発など、人間としての知識や常識を身に着ける場として重要な役割を果たしていた.
ここは、地域社会の安全や助け合いのコミュニティを創造する場所の一つであった.
「縁側の家」によって、疲弊している人間関係が改善し、人のつながりを呼ぶ住まいとして使われていく事を期待する.


       ●「五感を楽しむ家」                                                              大同住宅設計提案(設計競技提案2013年10月提案

             

インテリア化された外部空間である"中庭"での暮らしが生活の中心となる「五感を楽しむ家」を提案.
中庭を挟んで一方にパブリック棟、もう一方にプライベート棟を配置した.
中庭での生活を通して、人間が自然の一部である事をき気付かせてくれる住宅である.


       ●「都市の縁側」                                                                 上州富岡駅舎提案(設計競技提案2011年5月提案

かつて「縁側」は日本文化の中で長く家族や地域社会のコミュニケーションの場であった.
近年になり、「縁側」という重要な空間は失われつつあり、
家族や地域社会のコミュニケーションの欠如の一つの要因にもつながっている.
今回、上州富岡を訪れた人々や地域住民の大切なコミュニケーションの場として、
世界遺産の玄関口である駅舎に「都市の縁側」を提案する.



       ●「アクティブシニアの都市住居」                                                        第7回三井住空間(設計競技提案)2011年5月提案

日本の伝統的住居である民家の「土間」空間を再現し、
集合住宅にも「土間」の思想を取り入れた空間構成とした.
アクティブシニアに相応しく、様々な使い勝手に応えるため、
玄関から靴を脱ぐ事なく、スムーズに「土間」空間に出入りする事で、
行動面での精神的なバリアフリーをここに実現させた.


       ●「創る住まい」                                                                第6回三井住空間(設計競技提案)2010年1月提案

            

成長とは生きる証し、それは豊かな生活の創造から生まれる.
昨今、モラルが問われる世の中になっている.
これは一重にコミュニケーションの希薄化によるものだ.
携帯電話依存、ゲーム依存、自分勝手な行動、会話のない家族など、孤独感に満ち、親子関係、友人関係、社会で生きていく関係が崩壊している.
提案する住まいは、人間らしい生活を取り戻すため、固定化した空間を持たず、暮らしの場面に合わせ、家族が創り上げていく.


      ●M HOUSE                                                                                  2009年計画案

   

建物の外観は、風景の一部となることを意識し、都会的な中にも落ち着きをみせ、洗練された表情を演出します.
各階にはバルコニーを設け、内部と外部の一体感を図ります.
バルコニーは目隠しを兼ねたルーバーがあり、落着きと自然を演出します.
柔らかい光に包まれながら、風が通り抜ける空間です.各室とも、全面開口が可能で、充分な光と風を取り込みます.
季節の良い日には、外での読書や食事を感じることができます.


      ●F市 福祉施設                                                                                2008年計画案

          

       建物は中庭を中心に配置され、右手1階にレストラン、2・3階に個室、左手には森のカフェが見える.       個室は、バリアフリーを配慮し、建具は引き戸とする事でワンルームのしつらえとしている.
       中庭は手前右手に池、左手に菜園、奥にはシンボルツリーのあるテラスデッキを配し、               内部廊下はギャラリーー、外部側は個室と連続したテラスであり、
       様々なコミュニティを創り出している.                                    豊かな生活が送れる空間を演出している.